無機塗料は「20年以上もつ」「最高クラスの耐久性」といったイメージから、
外壁塗装の中でも最上位の塗料として注目されています。
しかし、どんなに高性能な塗料でも万能ではありません。
メリットだけを見て選んでしまうと、「思っていたのと違った…」と後悔することもあります。
この記事では、無機塗料のデメリットや注意点を正直に解説します。
■ 無機塗料とは簡単にいうと?
無機塗料とは、ガラスやセラミックなどの無機成分を含んだ塗料です。
紫外線による劣化が起こりにくく、非常に高い耐久性を持つのが特徴です。
■ 無機塗料の主なデメリット
❗ ① 費用が高い
無機塗料は材料費が高く、施工費用も上がりやすい傾向があります。
| 塗料 | 費用感 |
|---|---|
| シリコン | 比較的安価 |
| ラジカル塗料 | シリコンより少し高め |
| フッ素 | やや高め |
| 無機 | 高額 |
初期費用を重視する方には負担になる可能性があります。
❗ ② 塗膜が硬く、ひび割れに弱い場合がある
無機塗料は硬質な塗膜を形成するため、
建物の動きが大きい場合はひび割れ(クラック)に追従しにくいことがあります。
特に、
モルタル外壁
築年数が経過した住宅
では注意が必要です。
❗ ③ 部分補修が難しい
無機塗料は耐久性が高い反面、
色合わせや艶合わせが難しいという特徴があります。
部分的な補修でも目立ちやすい
小さな劣化でも広範囲補修になることがある
将来的な補修性はデメリットと言えます。
❗ ④ コーキングの寿命とは一致しない
塗膜は20年以上もっても、
コーキング(シーリング)の寿命は約7〜10年です。
結果として、
先にコーキング補修が必要になる
「塗料が長持ち=メンテナンス不要」ではない
という点を理解しておく必要があります。
❗ ⑤ 施工品質の影響を受けやすい
無機塗料は性能が高い分、
下地処理や施工管理が不十分だと性能を発揮できません。
下塗り材の選定ミス
乾燥時間不足
塗布量不足
これらがあると、早期不具合につながります。
■ 無機塗料が向いていないケース
| ケース | 理由 |
|---|---|
| 初期費用を抑えたい | 費用が高い |
| 将来部分補修の可能性が高い | 補修が目立つ |
| 外壁に動きが出やすい | ひび割れリスク |
| メンテナンスを全くしたくない | コーキング補修は必要 |
■ 無機塗料のデメリットを理解した上での選び方
無機塗料は、
✔ メンテナンスも計画的に行える
✔ 初期費用より耐久性重視
という方には、非常に魅力的な塗料です。
一方で、「一番高いから安心」といった理由だけで選ぶのはおすすめできません。
■ まとめ:無機塗料は“最強”ではなく“最適かどうか”が重要
無機塗料は確かに高耐久ですが、
費用が高い
補修しにくい
下地・施工に左右される
といった落とし穴もあります。
外壁塗装で大切なのは、
建物の状態・予算・将来計画に合った塗料選びです。
ペイントホームズ知多店では、無機塗料のメリットだけでなく、
デメリットも含めて分かりやすくご説明し、最適なご提案を行っています。
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そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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