本日は、先日完了した知多市、戸建て住宅の「シーリング工事」についてご紹介させていただきます。
シーリング工事は、外壁塗装や屋根塗装と並んで、建物のメンテナンスにおいて非常に重要な役割を果たします。
特に、築10年前後の住宅では、紫外線や風雨による劣化が目立ってきており、シーリングの打ち替え・打ち増しが欠かせません。
今回の現場では、サイディング外壁の目地部分および開口部（サッシ周辺）のシーリングを施工しました。
以下で、その一連の流れをご紹介していきます。
1. シーリング工事の重要性とは？
そもそも、シーリングとは建物の目地や隙間を埋めて、防水性・気密性を高めるための樹脂素材のことです。
これが劣化すると、次のようなトラブルにつながる恐れがあります：
・雨水の侵入 → 壁内の腐食、カビの発生
・サイディングの反りやひび割れ
・建物の断熱性能低下
このため、シーリングの寿命（おおよそ10年）が近づいた段階での点検・施工が推奨されています。
2. 施工の流れ
▼古いシーリング材の撤去
まず、劣化した既存のシーリング材を丁寧にカッターで取り除きます。
古い材料がしっかり除去されていないと、新しいシーリングの密着性が低下してしまいますので、ここは時間をかけて確実に行うポイントです。
▼マスキングテープ貼り
次に、シーリング材が外壁に余計に付着しないように、専用のマスキングテープで養生を行います。
写真では、垂直の目地に紫色のテープが丁寧に貼られ、施工の下準備が整っているのがわかります。
▼プライマー塗布
次に密着性を高めるためのプライマーを刷毛で塗布します。
これはシーリング材と外壁の接着を強くする大事な工程で、手を抜けません。
▼新しいシーリング材の充填
いよいよシーリング材の充填作業です。ガンを使って、目地に均一な厚みでシーリング材を流し込んでいきます。
画像では、この作業中の様子が見て取れます。壁面とサッシの間にしっかりとシーリング材が入っているのが分かります。
▼ヘラでのならし
充填後はヘラで表面をならして、美しく仕上げます。
ここでの丁寧さが、仕上がりの見た目や耐久性に大きく影響します。
▼養生テープを剥がして完成！
最後に養生テープを剥がして完成です。
仕上がりの様子です。均一で清潔感のある仕上がりが、見た目にも安心感を与えます。
3. 外壁塗装・屋根塗装との関係
シーリング工事は、単体でも非常に重要なメンテナンス項目ですが、外壁塗装や屋根塗装と同じタイミングで行うことで、より高い防水性と耐久性を得られます。
たとえば、塗装の前にシーリングを施工することで、塗膜とシーリングが一体となり、水の侵入を強力に防ぎます。
また、塗装によってシーリング表面も保護されるため、劣化が遅くなり、結果的にコストパフォーマンスも向上します。
さらに、足場を組むタイミングをまとめることで、足場代を節約できるという大きなメリットもあります。
個別に工事を行うとその都度足場費用が発生しますが、同時に施工すれば1回分の足場代で済むため、全体のコストを大幅に抑えることが可能です。
このように、シーリング工事と外壁塗装・屋根塗装をセットで検討することは、建物の長寿命化と経済的メリットの両面で非常に賢い選択と言えるでしょう。
4. まとめ｜早めの対応で建物を長持ちさせましょう
今回のようなシーリング工事は、一見地味な作業に見えるかもしれませんが、建物の寿命を大きく左右する非常に大切な工事です。
私たちペイントホームズ知多店では、外壁塗装・屋根塗装に加え、こうした細部のメンテナンスにも徹底的にこだわって施工を行っております。
「最近、外壁の目地にヒビが…」「築10年を超えたけど点検してないなぁ…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
無料診断・お見積りも承っておりますので、お気軽にどうぞ。
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